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暗いところで待ち合わせ
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暗いところで待ち合わせ

駅で起きた殺人事件がきっかけで、奇妙な出会いをするミチルとカズアキの物語です。
犯人に間違われて思わず逃げてしまったカズアキは、盲目の女性ミチルの家に隠れる、というこのあらすじに惹かれて読み始めした。
ミチルもカズアキが部屋に侵入していうのを気づいているけど知らないふりをし、一緒に暮らす時間が増えるにつきだんだんと気付かれていることに気づいていく過程、そしてその後少しずつ二人が歩み寄っていくお話の展開にとても心が温かくなりました。
この発想の素晴らしいさが乙一さんの魅力だと思います。
中でも、初めて二人がお互いの存在を認めるシーンがとても印象的でした。
思わず何度も読み返しました。真犯人は誰なのかというミステリー要素もあります。
犯人は、じっくり読めば誰か予想できてしまいますが、物語の一番面白い部分はミチルとアキヒロの関係ですので、この部分はこれで問題ありませんでした。
犯人とミチルのやり取りが少し切なかったです。
小説はいつも何日かに分けて読むことが多い私が、読むのが止まらなくなって1日で読めた貴重な作品です。
本当に二人のやりとりは読んでいて涙が出ます。物語の終わり方も、希望がもてるような余韻が感じられてとても大好きです。