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ポップだけど奥深い!村上春樹「ノルウェイの森」
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ポップだけど奥深い!村上春樹「ノルウェイの森」

村上春樹、そして「ノルウェイの森」を全く知らないという方はほぼいらっしゃらないと思います。
毎年ノーベル文学賞の話題が出ると名前が出てくる村上春樹さん、そして、「ノルウェイの森」は、発行総数1000万部を超えた「怪物」ともいえる名作小説です。
物語の時代は1960年代末、学生闘争が色濃い時代でありながら、主人公の「ワタナベ」が出会う数々の人物、事象、そしてそれらに対する鋭い洞察は普遍的な通用性を持ち、21世紀に突入して久しい現代でも根強い人気を誇っています。
作中にはビートルズやボブディランといったポップなアーティストの楽曲がしばしば登場し、また頻繁にお酒を飲み、情事を重ねる登場人物が多く物語の展開そのものはポップで世俗的ですが、生と死、社会の矛盾、人としての葛藤、苦悩などを見事な比喩やレトリックで描いており、読む者をどんどん村上春樹ワールドに引き込んで魅了します。
特に、「死とは、生と完全に切り離されたものではなく、生の一部に含まれているものなのだ」という命題が物語全体に散りばめられており、登場人物の苦悩や葛藤を通じて、もっと崇高な、人間にとって普遍的なテーマである「生と死」について哲学的、観念的に考えさせられる内容となっています。
多くの人が「ノルウェイの森」を読んでいるため、一度読むと、現代の教養として社交の場などでお話をするいい話の種にもなるかもしれません。ぜひ一度、人生の合間にご一読ください!