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湊かなえ「豆の上で眠る」
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湊かなえ「豆の上で眠る」

湊かなえさんの小説「豆の上で眠る」タイトルに惹かれて購入した本です。

湊かなえさんの本は何冊か読んでいて「イヤミス」とか呼ばれているのも知っていました。「イヤミス」とは読んだあと嫌な気持ちが残るミステリーという意味らしいです。

確かに、ミステリーなのに読み終わったあとじっくりと登場人物の感情を考えた時にドロドロした感じが残るんです。

豆の上で眠るもそんな感じが残るミステリーでした。

主人公の姉は病気で体が弱くいつも姉妹二人で遊んでいた。お姉さんは優しく、知識があって大好きだった主人公。しかし、ある時急に姉が失踪してしまうことで話は急展開します。失踪なのか、誘拐なのかとにかく家族はお姉さんを必死に探します。

そして、急に帰ってきた姉に戸惑うのは妹だけ。その姉に感じる違和感を払拭しようと妹は必死です。あの手この手でお姉さんを試してみます。

「豆の上で眠る」は一緒に読んだ絵本の話を二人で再現するところを指していて、大人になって判明する事実に主人公はパニックに陥ってしまいます。ラストの駆け込みのような事の顛末に読者も驚くはずです。

妹だけ知らなかった真実。そして、思う事は「あなたは誰なの?私は誰なの?」の言葉の重みがイヤミスと言われる言葉通りの結末です。